乃木坂にある、国立新美術館へ行って来ました。
美術館前の桜は満開で、多くの人が写真を撮っていました
桜も美しかったのですが、私のお目当はこれ↓
はい、美しい物に惹かれるのです。
ですが、今回は素直に「美しい」と感じるよりも
「この剣を作るのにどれほどの時間がかかったのだろう?
ルビーは誰が採掘して・どうやって運ばれ・どのように磨かれ・誰がデザインして・鋼はどこから採掘して運んで、誰が鍛えて・金で覆い・宝石を埋め込まれたのだろう?」
と莫大な費用・時間・人件費のこと考えてしまいました。
でもそれで国民に雇用がうまれ、給与が支払われれば、国民の為になっているのかな?
ポスターにもありますが、オスマン帝国ではチューリップが工芸品のデザインとして多用されていました。
それには理由があって、チューリップはトルコ語で「ラーレ」。
オスマン・トルコ語の表記に使用されていたアラビア文字で、ラーレの綴りの文字配列を変えるとイスラム教の神アッラーという言葉になります。
さらにアラビア文字で表記されたラーレを語末から読むとトルコ国旗に描かれている三日月(ヒラール)という言葉に変わります。
こういった理由からチューリップは宗教的・国家の象徴として多用されているそうです。
展示品のあらゆる物にチューリップが描かれ、王や大臣も家にチューリップを飾っていたようです。
花を愛する国家なんて素敵ですね。
桜も散り始め、これからはチューリップが咲き始めます。
皆さんはチューリップ、お好きですか?